かつて新築ラッシュだったころからすでに40年ほどが経過しています。
本日現調した建物は、おそらく40年前くらいだと思われる物件でした。
住んでいた方が売りに出して、それを当社の不動産業者が買い取って、リフォームして売りに出す予定です。
サッシ関係をチェックしてきたのですが、雨戸のカギ、戸車、玄関引き戸がかなり不具合が出ていました。
また、網戸がない所も4か所ありまして、最初からメンテナンスをやってなかった様子です。
押しなべていえることは、ことサッシに関しても不具合をそのまま使っているケースが散見されます。
サッシで不具合と言えば、上記のほかにサッシの戸車の不調が多いようです。
片や、車の不具合はどうでしょう。こちらはまめにメンテナンスしているように感じます。
よく聞く話ですが、アメリカの住宅は住人がこまめにメンテナンスしているようです。
それは、売りに出したときに手をかけていれば高く売れるためだと伺っています。
この度、3月に玄関ドアを48軒取り換えた川崎のマンションで、サッシを取り換える予定です。
こちらも築40年ほど経過していますので、潮時かもしれません。
マンションは一般に、修繕積立金を積み立てている場合が多いのでまだいいのでしょう
それでも聞くところによると問題もあるようですが、戸建ての場合は積み立てもしてないでしょうし、ほかにいくらでも入用なお金があるでしょうから、メンテナンスは後回しになりがちです。
古い家は、断熱性能、耐震性能が劣っていますから、そのリフォームの潜在需要は膨大の数のはずです。
需要の掘り起こしをやっていかなければと痛感します。
長嶌正美